ピアノのオーバーホールは何を行うの？

ピアノは長く使い続けることのできる楽器ですが、古くなってくるとオーバーホールが必要になることもあります。

ピアノのオーバーホールとは、具体的にどういったことを行うのでしょうか。

Q：ピアノオーバーホールとはどういうものですか？修理やクリーニングとどう違うのでしょうか？
A:当社では、『ピアノオーバーホール』は、ピアノを一度分解し、弦やハンマーなどの部品を修理・交換して再度組み立てることにより、新品の時に近い性能や外観に修復することを言っています。実施内容にもよりますが、料金は数十万円かかります。
『クリーニング』は通常、外装を全体的にキレイにする場合に使われている言葉ですが、当社は内部の機構もチェック・補修してお届けしています。ピアノの製造年代にもよりますが、当社の料金は10万円前後からとなります。『ピアノオーバーホール』も『クリーニング』も、お客さまのご自宅ではなく、工房にて実施します。
『修理』は、例えば「鍵盤が戻らない」とか、「外装のキズを直して欲しい」など、特定の部分の機能回復を言っています。『修理』の場合、殆どは、ピアノのあるご自宅で実施します。

出典：ヤマハピアノサービス

ピアノのオーバーホールは、クリーニングや修理とは異なり、部品を交換して新品のように再生させることを言います。

どこまで部品を取り換えるかなど、細かい内容や料金は対応する楽器店によっても異なります。

ピアノのオーバーホールを行う業者をご紹介

ピアノのオーバーホールを依頼できるおすすめの業者をご紹介します。

昭和楽器

創業1950年ピアノ熟練職人の多数集まるピアノ専門店
お客様の「こんな風にしたいんだけど・・・こんなことも出来るの？」
ご希望に合わせどんなピアノ修理・ピアノリフォームでも承ります。
ローンも可能です！お気軽にご相談下さい。あなたのピアノが生まれ変わります。
☆運送・保管も承ります。

出典：昭和楽器

ピアノ専門店の昭和楽器では、部分的な部品の故障や塗装、内部のクリーニングなどオーバーホールも希望に合わせて依頼できます。

ヤマハピアノサービス

・弾きごこち、性能が大きく回復
小さな頃からご使用になっているピアノは愛着のあるものです。ピアノオーバーホールでは、内部の部品を全てチェックし、主な部品を交換・修理・調整しますので弾きごこちが大きく改善されます。
当社では個人でお持ちのピアノから、ホールのフルコンサートピアノまで、全てのピアノに対応出来る設備と技術を備えており、数多くの修理・オーバーホールの経験を積み重ねて参っております。
当社の「ピアノオーバーホール」とは、ピアノ88鍵分の弦、調律ピン、ハンマー、ダンパーフェルト等の部品をすべて新しいものに交換・組み付けて、ピアノの機能を大きく回復させることを言っております。

出典：ヤマハピアノサービス

ヤマハピアノサービスでは、メインの部品をすべて交換して、新品のように生まれ変わらせ、弾き心地まで回復させてくれる大掛かりなものです。

全体的なオーバーホールを行うことで、また長い間愛用のピアノを弾き続けることができるようになります。

スガナミ楽器

グランドピアノのオーバーホール作業工程
day 1.弦・チューニングピン交換 vol.1
day 2.弦・チューニングピン交換 vol.2
day 3.弦・チューニングピン交換 vol.3
day 4.フェルト及びクロスの交換 vol.1
day 5.フェルト及びクロスの交換 vol.2
day 6.ハンマー交換

出典：スガナミ楽器

スガナミ楽器では、細かい部分まで丁寧に部品を交換するオーバーホールを行っており、グランドピアノの場合は6日間かけてじっくり作業します。

オーバーホールの範囲も希望に応じて

オーバーホールは部分的な修理やクリーニングとは異なり、大掛かりな部品交換となることも多いですが、業者によっては部分的な部品の交換や塗装なども含まれます。

ピアノの状態や年代によって、全体的なオーバーホールか、部分的な交換がいいか相談してみましょう。

ピアノのオーバーホールってどういうもの？おすすめの業者紹介